どうも、shirokumaです。
グラフを書けりゃ何とかなる、ということで、最近は仕事でもPythonを使い始めました。
何となくでも動くことは動くので使う気になりますが、VBAの癖が抜けずに冗長なコードを書いている気がします。本来はPythonらしいコードを書くのがいいと思うのですが、こればかりはときどきPython基礎を振り返りながら慣れていくしかないですね。
さて現在はPython3.6を使っていますが、仕事でちょっと画像を切り貼りしたいな、と思い色々調べていくと、どうもOpneCVというライブラリが使い勝手良さそう。というところまではたどり着きましたが、どうやらPython3.5までしか対応していないようです。
それで仮想環境を入れれば使えるということまではわかりましたのでその方法と、仮想環境でもspyderを使いたいという初心者がひっかかるかもしれないところを書いておきます。前半は色々なサイトで書かれているので他を参考にしても問題ありません。後半は意外と書いてませんのでご参考まで。
とりあえず、anacondaを入れていることを想定しています。
仮想環境を作るにはコマンドプロンプトを開いて、
conda create -yn venv353 python=3.5.3
でyとします。venv353は自分の好きな仮想環境名で大丈夫です。
これで仮想環境が作られますので、処理が終わったら、
(source) activate venv353 (windows以外の場合)
と打ち込んで仮想環境に入ります。コマンドプロンプトの頭に(venv353)とつきます。
さて、次にopencvを入れるのですが、venv353に入ったまま下記を実行します。
conda install -c https://conda.anaconda.org/menpo opencv3
conda便利。ここでエラーになる人はプロキシの設定に問題あるかもしれません。ググってね。
installが完了したら
conda list
とでも入力して確認してください。opencvが入って入ればOK。
さて、ここで初心者であるshirokumaはそのままspyderと打ち込みます。そうするとspyder内のコンソールではpython3.6が起動します。話が違う。opencvが使えない。
こんな初歩的なことは意外と調べても載ってなくて、どうしたものかと思いましたが、実はspyderもinstallする必要があるということがわかりました。
同じく仮想環境内で、
conda install spyder
ちなみに、spyderをinstallするだけでは、pandasやmatplotlibあたりは入らないので必要なら入れてください。
conda install pandas
conda install matplotlib
とか。さぁ、これで準備万端。
spyder
これで仮想環境内でspyderと実行すればspyder内のコンソールもpython3.5.3で動きます。
めでたし、めでたし。
ちなみに、仮想環境の管理ですが上述したように作ったり、内容を見たりするのに実はAnaconda Navigatorが有用です。インストールしたときに一緒に入ってくるやつです。
このNavigatorを見たときにroot環境と仮想環境でspyderの有無に気づきました。始めは全く意味のないソフトと思いましたが、こんなところで役に立つなんて。そんな諺があったような。灯台下暗し?
知っている人にとっては当然の話でしたが、同じようにつまらないところで引っかかった人のヘルプになれば幸い。